2話
いやー、ぼっちゃん。やっぱり山の空気はおいしいですね。
すーはぁー。すーはぁー。
くぅー、うまいな。
チチチチチチチチ
おっ鳥がさえずってますぜ。
いいですねー、来て良かったですね。
「あー、ノドが渇いてきたな」
おっとぼっちゃん、早速あっしの出番ですね。
まだ山頂まではありますけど、ここまでだって結構歩きましたもんね、
ここらで一休みしましょうよ。
私にまかせて下さい。今朝奥さんがあっしに入れた時と同じ温度を
ちゃんと保ってますぜ。
「トシ君。ノド渇いたならこれ飲みなよ」
おっとお嬢さん。トシにはあっしがいますから大丈夫ですよ。
心配には及びません。
「ありがとう、さっちゃん」
ゴクゴク
「あぁーおいしい」
トッ、トシー!!
まあいいですよ、女性に差し出されたら断れませんもんね。
さすがぼっちゃん、紳士的対応だ。ちょっと見直しましたよ。
さあ山頂までもう一息です。張り切って頑張りましょう。
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