3話
「うわー、凄いなー」
綺麗ですね、本当に凄いですね、ぼっちゃん。
あっし、山頂から景色を見渡すの初めてなんです。感動です。
ぼっちゃん本当に良く頑張りましたね。
ここで一つ『ヤッホー』と叫んでみてはいかがですか?
「ヤッホー」
ヤッホー ヤッホー ゃっほー
ほーら響くでしょ。イヤーやっぱり山頂に着いたらこれですよね。
気持ちいいや。
「では皆さんお弁当を食べましょう」
おっと良い提案だね先生。伊達にメガネかけてるわけじゃないね。
「あ〜お腹すいた」
「トシ君、お弁当一緒に食べよう」
「うん」
いやー、こんなに景色のいい所で食事を堪能できるなんて本当に贅沢ですよね。
「トシ君、お弁当のおかずなに? 私はから揚げ」
「えっとね、ミートボール」
おっ肉球ですか、いいですね。あれタレがたまらないですよね。
もちろん球の方もうまいんだけど、あっしタレだけでご飯3杯は
いけますよ。
「あっ最悪、ミートボールのタレが鞄の中に垂れてベトベトになってる。これだからミートボールは嫌いなんだよ」
…………。
まっまぁぼっちゃん、いいじゃないですか。
ここはお茶でも飲んで気分を変えてくださいよ。
「イシザキ君、飲み物もらっていい?」
「あぁいいよ」
ぼっぼっちゃん! 一度ならず二度までも……。
あっし何かぼっちゃんに気の触ることしてしまいましたか?
ねぇぼっちゃん?
あぁ、山頂から見える景色はこんなにも綺麗なのに……。
2話へ
|