3話
最近悪いことがありました……。
実は、近頃わたくし生臭いんですの。
その理由なのですが、ゴミ置き場の目印にされてしまったの。
あぁ、私って不幸の星の下に生まれたのかしら……。
最近憧れるのは、2千円札のような存在、もしくは浸透する気配さえない13個目の星座のような存在……。
あれっ何座でしたっけ? トカゲ座でしたっけ?
とにかくそんな存在になりたいの。
「おぇっ気持ちわりっ」
ちょっと おじさま、こんなところで餌付かないで。
なんとか、なんとか堪えてね、お願いよ。
……。
キーッ、全くあんた、飲みすぎなのよ。
大体なんだその頭は、また一段と薄くなったんじゃないの。
全く持ってだらしないのよ。
グチはいいから、さっさと帰ってください、家族を心配させてんじゃないわよ。
もう2度と来ないで!
ハッ! ごめんなさい、取り乱しました。
でもね、聞いてくださる? わたくしも切羽つまっているんです。
この生ごみは本当に簡便してくださらないでしょうか。
どこまで、わたくしは苦しめればいいのでしょうか?
そもそも、いったい何だっていうんですか?
私がなにか悪いことしましたか?
日々電気を運ぶために電線さんと一緒にがんばっているのよ。
ねえっ? わたくし、頑張ってますよね?
なのに、なのに、こんな仕打ち酷いですわ。
わたくしは一生懸命なのに神様は不公平です。
ちなみに佐々木さんが引越しをしたのでポチもまた来訪するようになりました。
そのおかげで毎朝、最悪の目覚めを満喫しています……。
もうなんだか、どうでもよくなって来ましたわ。
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